METHOD

わかりやすい方法論で
担当者に寄り添います。
担当者に寄り添います。
リクルート社の新規事業開発室での10年の経験、オールアバウト社の創業経験、100社を超えるクライアント各社での実績を通じて培ってきた独自の方法論の一部をご紹介します。
テーマを探すための「9つの輪」
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新規事業の検討を始めるに当たっては、
社内起業家となるべく起案者の方自身の目線を
最大限に尊重します。起案者の方には、WANT/CAN/NEED(MUST)の3つの視点から、「どんなテーマに取組むか」を考えていただきます。強い「WANT」は社内起業を成功させるためのエネルギーの源泉です。 -
「起案者個人」と「母体となる会社」
2つの目線を重ね合わせていくことが重要です。起案者個人の目線からだけでは社内起業は成功しません。母体となる会社のWANT/CAN/NEED(MUST)を起案者自身が改めて自身の言葉で咀嚼し直して捉えることが重要です。 -
個人、会社だけでなく「世の中」の
目線に立っているか?
これこそ新規事業開発にとって大事なことです。事業として成功させるためには、手前勝手な目線だけでは上手くいきません。広く「世の中」の目線に立ってこそ、初めて成立します。事業とは「不」の解消です。何処かで誰かが抱えている「不」(不安、不満、不便、不足、不条理、不合理・・・)を探し、その解消策を考える取り組みこそ、新規事業開発です
参照)
著書 「はじめての社内起業」第1章・第2章 「新規事業ワークブック」STEP2 第8節
著書 「はじめての社内起業」第1章・第2章 「新規事業ワークブック」STEP2 第8節
テーマを深堀る「国語・算数・理科・社会」思考法
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新規事業は世の中の「不」からはじまります。新規事業開発と言うと、直ぐに具体的なビジネスアイデアの立案に取組もうとすることがありますが、案を作っては検証し、ダメならまたアイデアを出し直すという繰り返しはお勧めしません。
まずは対象とする領域やテーマを仮設定し、その中で「どんなビジネスチャンスがあるか」と探索をするというステップが大切です。
その時にキーワードにするのが「不」です。
事業とは「不」の解消です。世の中にどんな「不」が存在するかを検証するのがビジネスチャンスの探索です。
まずしっかり「どんな『不』の解消に取り組むのか」を見定めてから、その解消方法(事業アイデア)を考えるという順番をお勧めします。目をつけた「不」が有効なビジネスチャンスになりえるかを検証するために、インキュベータでは、独自の「国語・算数・理科・社会」思考法を用います。 -
「国・算・理・社」で考える「不」の解消。
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国語「いつ」「誰が「どんな場面で」
どんな「不」を抱えているかを探します -
算数「不」の大きさを、
「対象数」×「深さ」×「頻度」で計ります -
理科「不」が生じている理由を
検証します。 -
社会「不」が解消されずに残っている
社会的背景を検証します。
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リアルに「不」の存在を実感することができ(国語)、目標とする事業規模に見合うような大きさであることが確認できたら(算数)、理科・社会の検討に移ります。理科と社会の考察の中に、具体的な事業アイデア(「不」の解消方法)のヒントがあります。
参照)
著書 「はじめての社内起業」第5章 「新規事業ワークブック」STEP3